病気の治療に役立たない作用、あるいは有害な反応のことを、広く「副作用」と呼んでいます。
さらに依存、乱用、催奇形、中止時の反跳、薬物相互作用による有害反応なども薬の副作用とみることができます。
副作用のでかたは、薬により異なりますし、1つの薬にもいろいろな副作用があるのがふつうです。
眠気やのどの乾きといった軽い症状から、命にかかわる重い副作用まで、その程度もまちまちです。
人それぞれの体質にもよります。アレルギ-体質の人、腎臓や肝臓の悪い人などは副作用がでやすいものです。
また、多く飲みすぎれば、当然、副作用がでやすくなります。
二種類以上の薬を一緒に使用した場合、作用が重なって強くなったり、反発しあって作用が弱くなったり、思わぬ副作用が出たりすることがあり、これらを"飲み合わせ"(相互作用)といいます。
普通は効き目のアップを狙ったり、副作用を少なくしたりするために何種類もの薬を使うことが多いのです。
薬と相互作用を示すのは、薬だけではありません。
タバコ、コーヒ-、ジュ-ス、牛乳といった嗜好品や食品の中にも薬に影響を与えるものがあります。
相互作用の詳細は医師または薬剤師におたずねください。